◉名詞の複数形の作り方は? -s , -es
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a cat - two cats - three cats (Created on Chat GPT4)
基本的に名詞に - sをつけるだけ。
a cat ー two cats ー three cats
a dog ーtwo dogs ー three dogs
a desk ー two desksーthree desks
a chair ーtwo chairs ー three chairs
ソックスシュワっち(s, o, x, sh, ch )で終わる単語は -es
a bus ー two buses ー three buses
a glassー two glasses ー three glasses
a potato ー two potatoes ー three potatoes
a tomatoー two tomatoesーthree tomatoes
a box ー two boxes ー three boxes
a dish ー two dishes ーthree dishes
a speech ー two speeches ー three speeches
発音が変わるもの
a house ハウスー houses ハウズィズ
単数と複数が同じ
sheep シープ(羊) , fish フィッシュ(魚)多くても少なくても sheepとfish。
*sheepもfishも 似たような色でごちゃっと集団でいる。だから1匹ずつ数えるのはあまり意味がないかも。
もっともっと深く 専門家向き
中英語期:(1066年以降:日本では平安時代)sheepにはsはつかない。これはその時代のトレンドに取り残されたものと言える。ノルマン征服(1066)(つまり日本の平安時代ごろ)、今のフランスにあたる地域の一部の国がイギリスを征服したことがあった。(英語における最大の変化を起こしたノルマン征服について→ https://bookclub.japantimes.co.jp/news/n22441.html )当時英語の文法や言葉についてはかなり複雑なしくみから成り立っていたが、外国人が征服したことにより、英語をより簡単にしようとする力が働いた。征服以前は、名詞の複数形だけで20ものパターンがあった。(3:男性名詞、女性名詞、中性名詞✖️ 4:主格・対格・属格・与格✖️ 2:単数・複数=24 * そのうち4パターンがなく、実質20パターンだった)これを単純化し、次第に、-es, -sに統一化していった。(男性名詞、女性名詞、中性名詞に分けるのはドイツ語も同様。古い英語も元々はゲルマン系の影響を受けていることがわかる)もちろんこの統一化の波に飲み込まれなかった名詞もある。(foot, men, mouse)などは、音を変化させるだけで複数形を示した (feet, men, mice) また、中性名詞で群れでいることが多い swine(ぶた)deer(鹿), sheep(羊)なども -es, -sの 統一化の波からは逃れ -sがつかないままとなった。(英語教育 2024 12月号 英語史の散歩道 宗宮喜代子 東京外大名誉教授 参考) 近代英語期:(1500-1900) (日本では戦国、江戸、明治の時代)この時代に、名詞に新たに可算、不可算名詞の区別が導入された。シェークスピアやミルトンが物質のhair「髪というもの」と、具象物のa hair「目の前の一本の髪」を作品の中で使い分けたのが発端だった。鳥や魚の群れをみて(つまり -s をつけない、不可算名詞)で見る方法は、1500年ごろ以降に始まった。
つまり、sheepとfishでは -sがつかない経緯は違っていることになる。
ノルマンディ公ギヨームが1066年に英国を破って以降、300年間フランス語を話す支配者層と、英語を話す一般庶民は徐々に交わってきました。フランス語から英語に大量の言葉が流入したわけです。beautiful, city, colour, easy, face, flower, judge, music, nice, peace, pen, please, push, real, reason, story, use, very, pork, beef, mutton
ラテン語からの流入も中英語期からありました。actor, desk, formal, item, library, picture, quiet
中英語での文法
語順の固定化 1200年ごろ SVO語順 46% (SOVが多数)→ 1400年 SVO 85% → 1500年 SVO 98%になる。